イスラエル選挙のダークホース 反宗教の旧ソ連系で最後のピースを狙う男とは
10月27日のイスラエル選挙に向け、首相の座をめぐる争いが激しくなっています。今回紹介するのは、キャスティングボートを握るかもしれない大穴候補、アヴィグドール・リーベルマン氏。世論調査の第1党がそのまま首相になるとは限らないのがイスラエル政治の常で、2021年には7議席の党首が首相の座を射止めた前例もあります。今回のダークホースとは。
曽我太一
2026.08.13
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先のニュースレターで、ミズラヒ系(中東出身)ユダヤ人の元参謀総長ガディ・アイゼンコット氏が、イスラエル社会の「ガラスの天井」を破るかという話題を取り上げました。その後もアイゼンコット氏は、世論調査ではネタニヤフ首相をリードして第1党を維持していますが、イスラエルの選挙では、必ずしも「第1党の党首」が、すんなりと「首相」になるとは限りません。連立交渉次第では、議会過半数(61議席)に到達するためのキャスティング・ボートを握る小政党の党首が連立入りを条件に首相になったこともあります(2021年のナフタリ・ベネット首相のケース)。
その意味で、アイゼンコット氏への期待を持たせておきながらなんですが、今回は、そのキャスティングボートを握る可能性のある大穴で、日本ではあまり話題になったことがない政治家、アヴィグドール・リーベルマン氏(イスラエル我が家(Yisrael Beiteinu))を紹介します。